住宅ローン控除と住民税(市・県民税)

今年も住宅ローン控除の適用を受けるために確定申告をする時期がやってきました。
今回の住宅ローン控除は、いつもと違うところが二つありました。

一つは定率減税の廃止や税源移譲の影響により実質的には所得税が下がり、住民税(市・県民税)が上がるということにより、今まで住宅ローン控除で戻ってきた税金(所得税)が、下がった分だけ還付額が減り、住民税(市・県民税)は上がったままでは、総合的には増税という形になってしまうので、住宅ローン控除で返ったであろう額を住民税(市・県民税)から返す(返すというより減額して課税するという感じでしかも翌年)という事になっています。

しかし、この住宅ローン控除の余った分を住民税(市・県民税)から還付してもらうには、自己申告が必要なのです。(年金みたいですね。)返してほしいと言わないと返してくれないのです。更に、申告した翌年度の住民税(市・県民税)から控除されるのでご注意ください。

この住宅ローン控除の住民税(市・県民税)での控除は、

「市町村民税・道府県民税 住宅借入金等特別税額控除申告書」
と言い、

「この申告書は所得税の確定申告書を提出する方が、地方法税附則第5条の4に規定する個人の道府県民税及び市町村民税の住宅借入金等特別税額控除を受けるときに使用します。」
となっています。

この申告書を書いて、税務署・区役所・自分用に申告しますが、住宅ローン控除の住民税(市・県民税)での控除の申告書の提出場所は確定申告しない人は、お住まいの市区町村で、確定申告する人は税務署で、自営業者など個人事業主で青色申告会の会員の人は申告会に提出します。

上に書いた去年と違う所のもう一つは、主人が今回より個人事業主になり(実質的には前からそうでしたが親の仕事を正式に継いだため給与所得者から個人事業主になりました。)青色申告をすることになったということです。

今回青色申告会での申告の方はスムーズに行き、住宅ローン控除が住民税(市・県民税)などから引けるのかが良くわからないので、住宅ローン控除の住民税(市・県民税)での控除について質問すると確定申告書を見て、住民税(市・県民税)などから住宅ローン控除は出来ないといわれ、

「所得(所得税)が元々少ないから対象にならないのか?でも住民税(市・県民税)は上がるからこれじゃ、所得の少ない人には増税ということになるなぁ。」と思いながら、提出場所に行き最後のチェックをしてもらうと、受付の人に住宅ローン控除は住民税(市・県民税)から返るのでは?と言われ、さっきの人とは話が違うのでその場で再計算してもらうとやはり、住民税(市・県民税)が返る(額は少ないのですが・・・)ということがわかりました。

そのまま出していたら住宅ローン控除の・・・は申告制のため返らないままになってしまうところです。専門の人でも新しい制度なのでよくわかっていなかったようです。

皆さんも、住宅ローン控除を受けている人は住民税(市・県民税)からも引いてもらえる(減額される)かも知れませんので、よく調べて見ることをお勧めします。